禅リトリートについて

禅リトリートについて

霊峰富士の麓
長い歳月をかけて磨かれてきた湧水の森で
禅体験を通じて心と身体を調える

自分を癒やす旅 リトリート

日頃の仕事や家族、友人などさまざまな関係の中で、現代に生きる私達は少なからずストレスを感じています。ストレスがあるレベルまで達すると、心身の不調が出てしまい日常生活に支障をきたすこともあります。

リトリート(Retreat)とは、住み慣れた土地を離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。観光が目的の旅行とは違い、日常を忘れてリフレッシュすることを目的とした旅です。自然や落ち着く環境の中で過ごし、毎日のルーティーンからあえて一旦離れることで、心と身体の状態をリセットするために有効な手段です。

森林浴

心と身体の為のZEN(禅)

坐禅

1000年以上続く「禅」には、リトリートに近い考え方が存在します。

禅の精神の核心である「放下着(ほうげじゃく)」は、「いっさいの執着を捨て去る」という意味です。外界とのコミュニケーションを一切経ち、所有している物や過去、思い込みや決めつけといった思慮分別を一旦全て捨て、いまこの瞬間に意識を集中することで、ありのままの自分に気づくこと。そして「循環する命(いのち)」と「生きること」を見つめなおします。

あらゆる情報が氾濫する現代に生きる私達には、「こうするべき」「ねばならない」「これが正しい」と無意識に抱えている執着や思い込みがあります。これらを一旦全て捨てさり、ありのままの自分を調える。

「禅リトリート」は、1,000年以上にわたって生命(いのち)とその循環に向き合い続けてきた東洋思想である「禅体験」を通じて、あなたの心と身体、そして価値観を調えます。

富士巡礼の旅路「富士みち」

「禅リトリート」を行う耕運院は、富士山の麓、山梨県都留市にて1398年に開創された寺院です。都留市は富士山へ向かう人々が通る「富士みち」のある街です。

富士山は長い間自然崇拝の対象でした。17世紀になると「富士講」と呼ばれる富士山を主な崇拝対象とした新しい民俗宗教が登場しました。富士講の中心的教えは、信者が一生に一度山に登るということ。この時代、江戸から富士への主要ルートの一つである都留市を、多くの信者が通過しました。

その旅路で心身を清める場として耕運院に立ち寄る旅人も多くいたそうです。

心身を清める場としての歴史を大切に、現代に生きる人々に寄り添った禅のあり方として「禅リトリート」を提供します。

森林浴

運営者について

曹洞宗耕雲院副住職/曹洞宗観音寺住職/NPO法人ぐんないや-織syoku-理事長/株式会社つるエネルギー取締役河口 智賢

曹洞宗大本山永平寺にて修行。全日本仏教青年会理事・全国曹洞宗青年会副会長を歴任。地元、山梨県都留市にある曹洞宗耕雲院を拠点に国内外で活動する禅僧。”柔軟心”なマインドで禅ZENと多様性をテーマに活動するほか、子ども食堂の運営やオンライン坐禅会、食事を通した禅の食べ方教室、ヨガと禅のコラボレーションイベントなども開催している。 主演作品、映画『典座-TENZO-』(2019)が、第72回カンヌ国際映画祭(2019)批評家週間「特別招待部門」出品、マルセイユ国際映画祭観客賞、その他国際映画祭多数出品。映画発祥の地パリでの劇場公開に至る。

河口 智賢

プラン

─心を見つめる 禅リトリート プラン

僧侶による坐禅指導、写経・読経などの体験。
滝や森林浴で心を見つめ、「平穏」を体感する。

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zazen

─心と身体を調える 禅リトリート・精進料理プラン

坐禅・瞑想コースにあわせ、地元農家で取れた作物のリトリート食を提供。実際の食作法とともに精進料理を味わい、「心と身体」を調える。

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vegetarian cuisine

オンライン

─心と身体を今、ここに。 オンライン坐禅

毎週日曜日 朝 6時〜7時にて無料のオンライン坐禅会を開催しています。朝から気持ちよく坐禅をして、 脳も体も心もリラックスそして集中力をアップしましょう。もちろん、坐禅初めての方も大歓迎です。

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祈り

─『いただきます』は禅の文化。 オンラインショップ

オンラインにて自宅でいただける精進料理を販売しています。五味五法(5つの味付け、5つの調理法)」という和食の基本にもとづいて調理され、食材本来が持つ味を引き出します。

※準備中

精進料理